“間違い探し”じゃなかったの???
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〜校正と会計監査の不思議な関係〜
「校正の仕事と会計監査って、じつは似てる?」
校正者で公認会計士の野田典秀さんに、たっぷりお話を伺います。
2021年5月3日、出版ネッツ「ことば+αの会」の例会で上映された対談を大公開!
【対談】
「監査と校正の相互作用」(90分)
大西寿男(校正者)× 野田典秀(公認会計士)
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▼ 詳 細 ▼
“間違い探し”じゃなかったの???
〜校正と会計監査の不思議な関係〜
本が世に出る前に、誤りや不備をなくす校正。
企業の決算書の誤りや不備をチェックする会計監査。
どちらも、間違いを探して正す仕事として知られています。
でも、じつはそれだけじゃないんです。
校正も会計監査も、
・ミスや不正を摘発するのではない。
・たとえ誤りがあっても、勝手に書き換えたりはできない。
・常に正しい、唯一絶対の正解はない。
つまり、
・相手(著者や企業)との信頼関係の上に立って、
・(文字や財務)情報の品質を保証する仕事。
なのです。
会計監査と校正を比べれば、たんなる“間違い探し”ではない、新たな視界が広がります。
会計監査のリスク評価の方法は、校正にもきっと役に立つ。
文字校正のノウハウは、会計監査にも応用できる。
公認会計士で校正者という、稀有な肩書きをお持ちの野田典秀さんを迎えて、監査と校正の不思議な関係をじっくりお聴きします。
目からウロコの90分!
【内容】
対談「監査と校正の相互作用」(90分)
大西寿男(校正者)× 野田典秀(公認会計士)
*この動画は、2021年5月3日、出版ネッツ「ことば+αの会」の例会で上映されたものです。
「ことば+αの会」の諒解を得て公開しています。
【プロフィール】
⚫︎野田典秀(のだ・のりひで)
京都大学経営管理大学院修了(MBA)。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(経済学博士)。
現在、公認会計士野田典秀事務所・野田典秀税理士事務所。大手前大学非常勤講師。
日本校正者クラブ会員。日本公認会計士協会京滋会会員。一般社団法人研友会会員。
【著書】
『Q&A 事業再生のためのサービス業のデューデリジェンス』(共著。中央経済社、2012年)
『会計プロフェッショナルの税務事案奮闘記2』(共著。清文社、2019年)
【論文】
「早期事業再生に資する簡潔な企業評価手法に関する考察」(『法と経営研究』創刊第1号、信山社、2017年)
【特許】
『企業評価システム、企業評価方法及び企業評価プログラム』(特許第6009864号)
⚫︎大西寿男(おおにし・としお)
1962年、神戸市長田区に生まれる。
1988年より、河出書房新社、集英社、岩波書店などで、文芸書を中心に、さまざまな書籍・雑誌の校正を担当。
一人出版社「ぼっと舎」代表。日本ペンクラブ会員。
言葉の寺子屋「かえるの学校」で校正教室を主宰するほか、大学や企業、カフェ、書店などで校正の心と技を伝える。
【ウェブサイト】
ぼっと舎 ◇ www.bot-sha.com
かえるの学校 ◇ www.school-of-frog.jimdo.com
Twitter ◇ twitter.com/bot_sha
Facebook ◇ www.facebook.com/bot.sha.book
【著書】
『校正のこころ』増補改訂第2版、創元社、2021年
『校正のレッスン』改訂3版、出版メディアパル、2019年(第2刷)
『かえるの校正入門』大西寿男:文/大場 綾:絵、かえるの学校、2019年
「校閲先生はメシの校正はしない。」『Witchenkare』vol. 9、2018年
『セルフパブリッシングのための校正術』日本独立作家同盟 〈群雛文庫〉、2016年
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『本づくりこれだけは──編集・デザイン・校正・DTP組版のノウハウ集』新版、共著、出版メディアパル、2020年
『これからのメディアをつくる編集デザイン』共著、2014年、フィルムアート社
ほか